顔のたるみは頭皮が原因!簡単ヘッドマッサージ&ブラッシング方法
頭皮が原因で顔がたるんでしまうことがあるんです。
何をやっても顔のたるみが改善しない場合は、頭皮がコリ固まっているからかもしれません。
ヘッドマッサージやブラッシングで、ほうれい線、目の下のたるみ、二重あごなどが改善します。
こちらでは、頭皮マッサージでリフトケア&小顔になれる簡単な方法や、ブラッシング方法、若見えヘアスタイルのやり方などお伝えします。
【目次】
●頭皮が原因で顔がたるむ理由
●頭皮のたるみ度チェック
・頭皮が動いたりつまめるのは、たるみが原因?
●ヘッドマッサージ方法
・頭皮マッサージによるリフトケア効果
・頭皮マッサージによる小顔効果
・頭皮たるみに効果的なシャンプーの仕方
●ブラッシング方法
・おすすめヘアブラシ
●若見えヘアスタイルのポイント
・ポーニーテールで顔のたるみは改善する?
・ロングヘアの重みがたるみの原因になる?
頭皮が原因で顔がたるむ理由
顔の筋肉と頭の筋肉はつながっているので、たるみの原因は顔だけではありません。
頭皮が固くなっていれば老廃物も溜まったまま、くすみも抜けません。そして老廃物の溜まった頭皮は加齢と共に下がっていきます。
例えば、パソコンにスマホと、常に画面を見て目を酷使していると、どうしても表情筋が固まり、血流が悪くなってしまいます。
すると、目の周りの筋肉(眼輪筋)だけでなく、眼輪筋につながっている前頭筋まで硬くなり、額のシワやまぶたのたるみの原因となってしまうのです。
その他にも、頬の筋肉とつながる側頭筋が硬くなると、頬のたるみ・たるみ毛穴・ほうれい線・フェースラインのたるみにもつながります。
後頭部には目のツボがあり、ここが硬くなるとまぶたのたるみなどに、それぞれ影響しています。
ストレスや肩、首のこり、目やあごの疲れなどによって、頭の筋肉がかたくなると、血液やリンパの流れが滞り、顔がむくんだり、たるんだりするというようなことになります。
そのため、頭皮をマッサージすることでリフトケア効果をより実感することができるのです。
頭皮のたるみ度チェック
ほうれい線、目の下のたるみ、二重あごなどが目立ってきていて、何をやっても効果がない場合は、頭皮からたるんでいる可能性があります。
まずは頭皮がたるんでいないかチェックしてみましょう。
頭皮のたるみ度チェック
耳のすぐ後ろの部分の皮膚が余っている、もしくは柔らかくなっていないか?
耳の後ろのたるみがフェイスラインのたるみへとつながります。
眼精疲労、頭痛、肩コリ、歯痛といったトラブルはないか?
頭のてっぺんの部分に手のひらを置いて、上下・左右に動かしたとき、柔らかく動くか?
特に、こめかみと頭頂部の頭皮を比べて頭頂部のほうが動きにくい場合はNGです。
頭皮に赤みがあったり、パサついてフケが出ていないか?
健康な頭皮は青白い色で、皮膚のキメが細かく潤っています。
いかがでしたか?
以上のどれかに当てはまった方は、さらに頭皮が凝っていないかチェックしてみましょう。
頭皮のたるみが原因では無かった場合はこちらのたるみケアアイテムがおすすめです。
頭皮の「コリ」チェック
額の生え際の少し下の位置に、中指の腹の部分を当て指圧してみましょう。
5秒間強く押してから離し、数分後にもまだ指の跡が残っていたら血行不良などによるむくみやコリのサインです。
頭皮をつまんでみましょう。
頭頂部あたりの頭皮を親指と人差し指を使ってつまんでみます。痛みを感じたり頭皮が動かない場合は、頭皮がこって固まっている証拠です。
拳をつくり、第二関節でグリグリと頭皮を刺激してみましょう。
その時に痛気持ち良い感覚ではなく、ただの痛みとして感じられる場合は、頭皮のコリがかなり進んでいます。
頭皮が固く凝っていると、頭皮の血流が悪くなるため栄養がしっかりいきわたりません。
そうなると老化が進み、顔だけでなく髪がパサついたり、抜け毛が増えて薄毛の原因にもなります。
頭皮が動いたりつまめるのは、たるみが原因?
健康な頭皮というのは、ハリや弾力があり、指で動かすと柔軟に動きます。
ですが同じ「柔らかい」でも、ぶよぶよして弾力のない頭皮は要注意です。
頭皮が動いたりつまめたとしても、痛みがあったり指の跡がなかなか消えない場合は要注意です。
頭皮に余計な水分が滞ってむくんでいるだけかもしれません。
もしも自分の頭皮に弾力がない、水分がたまっている状態だと感じたら、今すぐにケアしましょう。
ヘッドマッサージ方法
頭と顔をつなぐ筋肉は前頭筋と側頭筋、そしてそれにつながっているのが後頭筋です。
この3つの筋肉を中心にヘッドマッサージをおこない、頭皮の血流を良くして凝りのない状態をキープすれば、顔のたるみやシワを予防することができますよ。
前頭筋…頭の前面を覆う筋肉。眉を上げたり額にしわをよせる時に働きます。
前頭筋がたるむと額やまぶたのたるみを引き起こします。
側頭筋…頭の側面につく扇形の筋肉。顎を閉じる時に最もよく働く筋肉です。
側頭筋は目尻や頬、ほうれい線、二重あご、毛穴たるみなど、フェイスライン周辺のたるみを引き起こします。
後頭筋…頭の後面を覆う筋肉。3つの筋肉の中で一番動きの少ない筋肉です。
後頭筋は額を平らにのばす働きをします。
頭皮は体のように筋肉の運動で自らを動かすことが出来ないので、頭皮の筋肉や骨などに外部から圧力・刺激を与えていきましょう。
ヘッドマッサージ方法
前頭筋
1.両手を組んで額に手のひらを当てます。片方の手のつけ根が眉のすぐ上になるように頭の上に置きます。
2.手を組んだまま眉のすぐ上が支点になるようにして、前から後ろへ軽く引きあげます。
側頭筋
1.手のひらを耳の上(こめかみのやや後ろ)に左右それぞれ当てます。
2.頭の頂上で手を組ませるように両手を軽く引き上げます。
後頭筋
1.両手を組んで片方の手のつけ根が後頭部にくるように頭の上に置きます。
(頭蓋骨にひっかけるように当てるとよい)
2.手を組んだまま後ろから前へ軽く引き上げます。
1回30秒〜60秒程度ずつキープして下さい。
ストレッチの際、引っ張ると言うよりはスライドさせるというイメージでするとストレッチしやすいです。
頭の筋肉は動きが小さいので、無理にたくさん動かそうとせず、少し遊びをつける程度の動きにとどめましょう。
頭皮マッサージによるリフトケア効果
頭皮マッサージを行うと、顔の血行も良くなって、顔色がほんのりピンク色になります。
また、目のあたりがきゅっと引っ張られ、重力に負けていた皮膚が引き上がり、リフトケア効果があります。
頭皮マッサージによる小顔効果
頭皮マッサージによって余分な水分や老廃物が流れていき、むくみが改善されて小顔効果が得られます。
さらにリフトケアや小顔効果だけではなく、眼精疲労・頭痛・肩コリ・歯痛などが改善され、自律神経も整います。
また、シャンプーするときにも同時にヘッドマッサージを行いましょう。
頭皮たるみに効果的なシャンプーの仕方
@頭皮に指の腹で手を当てて、大きく円を描くようにして頭皮をほぐします。
A頭皮を指の腹でタッピングします。
B頭を包みこむように指の腹で指圧していきます。
ブラッシング方法
普段のブラッシングをちょっと工夫するだけで、たるみケアができます。
頭皮をブラシで適度に刺激することで、血行を良くして老廃物を流します。
1:全体をブラッシング
毛先をブラッシングした後、適当な圧をかけて頭皮にブラシが触れるようにしながら、上から下へ頭皮全体をブラッシングしていきます。無理に力をかける必要はありません。
摩擦によって皮膚の神経に刺激を与えていきます。
2:下から上へブラッシング
百会(ひゃくえ)という頭頂部のツボに向かって、全体的に下から上へととかし上げます。下から上へブラッシングすると毛穴も動くので、血行が促進されます。また、いつも毛穴が同じ方向を向いていると汚れがたまるので、下から上へと毛穴を動かすことで余分な皮脂が落ちやすくなります。
圧迫しながら動かすことで、頭から首にかけて52個もあるツボが刺激されます。
3:こめかみをブラシでぐりぐりマッサージ
耳の前のこめかみあたりに、ブラシ面をグリグリと押し当てます。逆側も同様に行った後、今度は耳の後ろ側にグリグリと押し当てて、コリをほぐしてリンパの流れをよくし、たまっている老廃物を流しましょう。
4:ブラシで頭全体をポンポン叩く
頭全体、特に後頭部を重点的に、ポンポンとリズミカルに軽くたたいていきましょう。リンパの流れがよくなり、頭がすっきりと軽くなります。
筋肉を収縮させ引き締めます。
おすすめヘアブラシ
ブラッシング時には、血流を促す効果があるブラシを使うとさらに効果的です。
ブラッシングに使用するブラシは、柔らかくクッション性のあるパドルブラシがおすすめです。
若見えヘアスタイルのポイント
若々しく見えるヘアスタイルのポイントは、根元を起こしてふんわり流れる前髪をつくることが大切です。
前髪の分け目はセンターでもサイドでもふわっと外方向に流しましょう。
フェイスラインをほどよく削ることができ、顔がキュッと小さく見えます。また、おでこが出ることで顔が明るく見える効果もあります。
特に顔のたるみやシワが気になる40代50代の方は、髪のボリュームも減ってくる年代なので、ふわっとしたボリュームを前髪からサイドにつけることで若々しく見えます。頬もこけてきますから、シャープにおろすよりも“ふんわり感”が大切になってきます。
若見えヘアスタイルのやり方
1、前髪の内側にロールブラシを入れてブロー
髪が乾いた状態では形が整わないので、根元を濡らしておきましょう。前髪は黒目幅にとります。根元を起こすようにブラシを入れ、上からドライヤーの熱をあてます。
よくある間違いが、最初から流したい方向にブラシを入れてしまうこと。逆方向か、真っ直ぐ前にブローをしてから流すと根元が自然と立ち上がります。
2、カール用アイロンでリバース巻き
根元を起こしたら太めのアイロン(32〜38o)で、毛束の中間から毛先をリバース(外方向)で巻きます。
3、ラフに8:2で分ける
手ぐしでラフに分けます。セット力のあるワックスを少量指先につけて、束感をつくりながらサイドに流しましょう。
前髪なしヘアスタイルは、こめかみと頬骨を隠すとすっきりシャープな顔立ちに見えます。
ポーニーテールで顔のたるみは改善する?
毎日ポニーテールをすると、同じ場所の皮膚が引っぱられてしまいます。
強く結ぶと頭皮にストレスがかかるため、凝り固まって血流が悪くなり、逆に顔のたるみにつながってしまいます。
髪を結ぶ位置を変える、髪を結ばない日を作るなど、長時間皮膚を引っぱらないようにしましょう。
ロングヘアの重みがたるみの原因になる?
「ロングヘアの重みで頭皮がたるみ、顔もたれる」といった噂がありますが、ロングヘアによる影響はそれほどありません。
頭皮マッサージや適切なブラッシングをすれば大丈夫です。
ただ、ボリュームのないロングストレートの場合、顔のたるみが強調されて見える可能性があります。
ヘッドマッサージやブラッシングでたるみケアを行いながら、髪を結ばないふんわりヘアスタイルで健康な頭皮を目指しましょう。